お知らせ

「研究活動のご紹介」についてお知らせを公開しました。

研究に関するホームページ上の情報公開文書

大学病院精神科入院患者の追加薬剤に関する処方調査
藤田医科大学医学研究倫理審査委員会受付番号:HM19-457
本研究は藤田医科大学の医学研究倫理審査委員会で審査され、学長の許可を得て実施しています。

1.研究の対象
2017年1月~2019年12月において、藤田医科大学病院(以下、当院)精神科病棟へ入院した統合失調症および統合失調感情障害の患者様

2.研究目的・方法・研究期間
抗精神病薬は統合失調症治療においてかかせない薬剤であり、急性期の精神症状を改善するだけでなく、定期的に長期に内服することで再発を予防します。本邦では諸外国よりも単剤率が低く、抗精神病薬多剤併用が問題視されています。抗精神病薬の高用量・多剤併用により、錐体外路症状や認知機能障害、内分泌代謝系などの副作用が懸念されます。また疾患治療には抗不安薬、睡眠薬のほか、副作用に対して抗パーキンソン病薬が使用され「ポリファーマシー」を助長しているのが現状です。一般的に、6剤以上の薬剤を多剤併用し薬物有害事象の増加や服薬過誤、服薬アドヒアランス低下などの問題につながる状態のことを「ポリファーマシー」と呼びます。
今回、入院による各薬剤の変更に関する処方動向調査を行うため、2017~2019年に当院精神科病棟へ入院した統合失調症および統合失調感情障害の患者様を対象に、入院時・退院時の内服処方を比較し、追加・変更となった薬剤について過去のカルテデータを参照し調査します。本調査の研究期間は本学倫理審査委員会承認日より2022年3月31日までとします。なお、本研究に開示すべき利益相反はありません。

3.研究に用いる試料・情報の種類
患者基本情報:年齢、性別、入院期間、閉鎖処遇・隔離・拘束の有無、精神疾患以外の基礎疾患
薬剤情報:入院前・退院時の内服薬における下記項目
総薬剤数、抗精神病薬数および投与量(クロルプロマジン換算)、ベンゾジアゼピン系薬剤数および投与量(ジアゼパム換算)、睡眠薬数、気分安定薬数、抗パーキンソン病薬数および投与量(ビペリデン換算)、便秘薬数、その他併用薬の詳細

4.外部への試料・情報の提供 
なし

5.研究組織
本学の研究責任者:
藤田医科大学医学部 臨床薬剤科教授:山田 成樹(やまだ しげき)
TEL:0562-93-2208 FAX:0562-93-4537 E-mail:syamada@fujita-hu.ac.jp

6.除外の申出・お問い合わせ先
試料・情報が本研究に用いられることについて研究の対象となる方もしくはその代諾者の方にご了承いただけない場合には、研究対象から除外させていただきます。下記の連絡先までお申し出ください。その場合でも、お申し出により、研究の対象となる方その他に不利益が生じることはありません。
本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
また、ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:
藤田医科大学医学部 臨床薬剤科教授 山田成樹(やまだしげき)
愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1-98
TEL:0562-93-2208 FAX:0562-93-4537 E-mail:syamada@fujita-hu.ac.jp